青春について

 

チャットモンチーと言うバンドをしっていますか。チャットモンチーと言うバンドがあって、そのバンドをわたしは中学時代に、当時唯一だと思っていた友人に教わりました。わたしはその友人が大好きだったので、その大好きな友人と過ごした中学時代、ずっとチャットモンチーと、その他友人の好きなアーティストの曲を聴いて過ごしました。

その友人から離れて過ごしている今、わたしが聴いている曲といえばモーツァルトの曲全般と、その他ポップミュージックばかり。人間というのは、人間関係というのは不思議ですね。

ともかく、そのチャットモンチーについて、最近になって、その友人経由で黒い噂があることを知りました。主に、元ドラマーの脱退について。私たちが話したのはその噂が云々ということではなく、「ともかく彼女たちの作品がわたしたちの青春だった」ということでした。その友人とはわたしの些細な、でも重大な過ちによって疎遠になってしまいました。でも、それでもわたしはチャットモンチーの曲を聞くと当時のことを思い出します。

なぜか、思い出すのは主に夏のことで、校舎の窓から触れられそうなところに生い茂ったむせかえるような緑や、身体の中で滴りそうなほどの湿気、友人を待っていた誰もいない廊下、待ちくたびれて読書にふけった、わたしだけしかいない教室を思い出します。あの日々はどこに行ってしまったのか、陽炎よりもはっきりとわたしの目には映る気がするのに、あの瞬間はどこにもないことに、困惑するばかりです。馬鹿馬鹿しいとは、わかっていても。

チャットモンチーの、コピーというには笑ってしまうくらいのコピーバンドをしたこと、練習した教室、朝早くに閉じこもった音楽室、その柔らかな色。

レモン味ではなかったし、男の子は出てこない、部活も、二人乗りも出てこないけれど、わたしにとっての青春のすべてでした。青春の、すべてです。

 

チャットモンチーの耳鳴りと生命力っていうアルバム、かなり良いので聞いてください。今言えるのはもう、これだけです。

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